知識が深まれば犬と猫への敬意が生まれます

メニュー

検索

犬の不妊・去勢手術と食事管理生後6ヵ月齢くらい~ 03

不妊・去勢手術後は肥満に注意

不妊・去勢手術の後に注意しなくてはならないことがまったくないわけではありません。なかでも最も注意すべきだと言えるのは、肥満のリスクです。 犬は不妊手術後の1ヵ月間で、平均約22.5%食事量が増えるというデータや、不妊・去勢手術によって肥満のリスクは2倍になるという報告があります。

不妊手術後の食事量の変化 0.5週:不妊手術、手術後2週間目で食事量31%増量、3週:食事量は平均22.5%増量。18カ月齢の避妊雌ビーグル犬8頭における調査Houpt 1979

また、下のグラフを見ると、手術後は、食事量を30%減らさないと、元の体重を維持できない、ということがわかります。

不妊手術後の食事量と体重の変化 -2週:不妊手術、0週~26週:30%カロリーを制限すると体重は増加しない。28週~45週:自由にいくらでも食べられるようにすると体重が増えてしまう。※2歳齢の避妊雌 ビーグル犬4頭における調査 Jeusette 2004

ただし、この肥満のリスクは食事によってケアしてあげることができ、不妊・去勢した犬用の食事も開発されているため、不妊・去勢手術によって得られるメリットに比べれば小さいものといえるでしょう。繁殖を考えていないのであれば、不妊・去勢手術をなるべく早い時期に検討することをおすすめします。

不妊・去勢手術後は下の点に注意しましょう

  • 01. できるだけ早く専用の食事に切り替えること
  • 02. 脂肪が高い食事は与えないこと
  • 03. 満腹感を維持するために高タンパク質、高食物繊維の食事を選ぶこと
  • 04. 給与量を守ること
  • 05. 運動をするように心掛けること
  • 06. 小型犬の場合は尿路結石がよく見られるので、尿路結石のリスクにも配慮すること

この記事をシェアする