知識が深まれば犬と猫への敬意が生まれます

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世界有数のキャットクラブで活躍する審査員の声数々の猫を見続けてきた審査員に聞く、猫種ごとの特徴と魅力

フード開発者・専門家・アンバサダーが語る
奥深き「猫種」・「フード」の世界

猫種ごとの「違い」をケアするフードづくりの背景やロイヤルカナンの秘められたこだわり、専門家が語る猫種ごとの魅力、そしてフードをお試しいただいた感想―。
寄せられたさまざまな「声」をまとめてご紹介いたします。「猫種」、「フード」の奥深さをぜひお楽しみください。

Profile

服部幸正先生

TICA(The International Cat Association,Inc.)認定全猫種審査員。
2005年TICA ジャッジ オブ ザ イヤー受賞。東京猫医療センター顧問、獣医師。

アメリカを本拠地とする世界有数のキャットクラブの一つであるTICAの審査員として国内外で大変ご活躍をされている服部幸正先生に、国内で人気の高い7品種(アメリカン ショートヘアー、ブリティッシュ ショートヘアー、ノルウェージャン フォレスト キャット、ラグドール、ペルシャ、メインクーン、シャム)の特徴と魅力についてのお話を伺いました。

はじめに国内でも人気の高いアメリカン ショートヘアーにはどのような特徴があるのでしょうか?

アメリカン ショートヘアー

服部先生

際立った特徴を持っていないことが最大の特徴の、いわば猫らしい猫と言えますが、猫がねずみなどの害獣駆除の役目を担ってきたという歴史的背景をそのまま保っているような活動的な猫です。そのため余計な脂肪がなく、がっちりとした筋肉質な体を持っています。また、体の模様は、一般的には渦を巻いたような縞模様(クラシックタビ–)だと思われていますが、それだけではなく、ホワイトやブラック、その他にも沢山の色があります。

では、アメリカン ショートヘアーと似た品種のブリティッシュ ショートヘアーについてお聞かせください。

ブリティッシュ ショートヘアー

服部先生

一言でいえば、堂々とした力強い印象を与える猫です。体の大きさで言えばメインクーンの方が大きいのですが、下膨れでたっぷりとした頬や顎、筋肉質な体つきから、さながら王様の様な貫禄があります。また、被毛は密度の高い短毛で絨毯の様な独特の弾力があります。王様がマントを纏っているかのようにも見えます。

次は長毛の4品種、ノルウェージャン フォレスト キャット、ラグドール、ペルシャ、そしてメインクーンについて違いも交えて教えてください。

ノルウェージャン フォレスト キャット

服部先生

ノルウェージャン フォレスト キャットの一番の特徴はその豊かな被毛にあります。オーバーコートとアンダーコートという二層の被毛から成っていて、ダブルコートと呼ばれています。厚みのある被毛は寒い地方で体を守るために作られてきたものです。ペルシャラグドールに比べると、はりのある毛質だと言えます。これはキャットショーの審査でも重要視される項目になっています。また、顔の形にも特徴があり、横から見ると鼻筋が真っ直ぐに伸び正面からは正三角形になっています。

ラグドール

ラグドールは、重量感のあるしっかりとした骨格を持ち、筋肉質でおなかの部分には脂肪がある猫です。持ち上げた時には、見た目以上の重さに驚くことでしょう。また、目はブルーアイで、毛色はマズル、耳、四肢の先、尾の色が濃くなる“ポインテッド“です。さらに被毛は触ればすぐにラグドールと分かるぐらいのなめらかで絹の様に柔らかい毛質をしています。

ペルシャ

ペルシャは、丸みのある顔や大きくて丸い目を持ち、愛想のよい表情豊かな猫です。また、しっかりとした骨格のボディと短い足を持ち、全体として熊のぬいぐるみの様な風貌をしています。被毛は、ふっくらとしたボリューム感を有する毛質で、同じ長毛のメインクーンノルウエージャン フォレスト キャットと大きく異なります。動きはやさしく、シャムの様に俊敏な印象はありません。また、顔の特徴から、食べこぼしが多いです。

メインクーン

アメリカを原産地とする長毛種のメインクーンは、猫の品種の中では最も大きく全体的に“長い猫”と捉えることができます。また、大きな体を支えるために頑丈な骨格と引き締まった筋肉を持っています。大きく上に伸びた耳、幅広い胸を持ち、長いボディと毛量豊かな長い尾はバランスが取れています。顔は横から見た時に、鼻筋から額にかけて緩やかなカーブになっています。マズルは四角形で、幅と奥行きがあります。被毛は、肩の部分は短めですが背中から側面にかけて少しずつ長くなり、スムーズに流れ落ちるように生えています。体の大きさや顔の特徴から、初めてメインクーンを見た人から『犬ですか!?』という質問をされることもあります。

同じ長毛種でも、毛質の違いや、骨格、体つきの違いなどがあることがよく分かりました。では、筋肉質でシャープな印象のシャムについても特徴を教えていただけますでしょうか?

シャム

服部先生

ペルシャはふっくらとした丸い猫という感じですが、それに対してシャムは細長く直線で構成されていると言えます。横から見て、額から鼻までは真っすぐです。顔は逆三角形でそのラインから大きな耳の外側が直線になっています。ボディは長く筒状です。毛色のパターンは“ポインテッド”です。また、動きが俊敏かつ活発で、食べるスピードも速く、おもちゃなどに対する反応も前述のペルシャとは大きく違います。またシャム猫の理想的な体型を維持するためには、非常に厳格な食事管理が必要です。

世界中にいる数々の猫を見続けてきた服部先生ならではの、貴重なお話をお聞かせいただけました。皆さんもぜひ猫種ごとの特徴や魅力について注目をしてみてくださいね。

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